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この不便さを逆手に取れるか……


 8月2、3日、休校中の越裏門小学校に久しぶりの歓声が響いた。東亞合成の方々の献身的な振る舞いに感謝したが、子どもたちの無邪気な振る舞いも何物にも代え難いものを感じた。何人ものお年寄りから抱っこされ、なでられ、大人気だったのだ。

 越裏門・寺川地区では、老人クラブ「手箱クラブ」の方々が声を掛け合い、顔を見合って励ましながら元気で長生きしようと活動している。食事や運動、時には村外へ観光・見学に出ることもあるという。
 代表の川村さんが言っていた。この地区には約100人住んでいるが、高齢者(65歳以上)は約70人、一人住まいしている人も増えだしているという。高齢者率は本川村全体では41%だから、格段に高いと言える。

 先日、葉山村の床鍋地区を訪ねる機会があった。
 地区には約130人が住んでいて、高齢者率は46%くらいとのこと。うらやましいのは人口のほとんどが自転車で移動できる範囲に住んでいること。越裏門・寺川では、一堂に集まるにはそういうわけにいかず、車を出さないといけない。

 高齢者が多いというのは本来であれば悲しいこととばかり言えない。長生きしている、ということは素晴らしいことでもあるから。川村さんも「元気で」を強調していた。
 果たして、どうしたら元気で田舎住まいを楽しめるのか、その難しさをかみしめてしまう。

 来年は、ぜひともいま村外に出ている越裏門・寺川出身者の協力をあおいで、越裏門小学校で盆踊り・「本川踊り」を踊りたい、と思う。

(2003年8月25日)


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