このタイトルは、10月8日、村民になる際に寄せられたメッセージ「日本一心があたたまる村になれたらいいな」(愛媛・30代)からもらった。ほんとに、そう思う。
この日は、バーチャル村にとって大変な1日となった。「毎日新聞」に記事が載り、それがYahoo!のニュース「トピックス・ヘッドライン」に載ったのだ。
まるで、津波を体験したようだった。早朝、熊本の方からのアクセス、それが予兆だった(寝ていたけど)。10時すぎから3時間くらいがピークで、結局1日に200人近い「村民」が転入してくれた。翌日も余震は続き、翌々日は体に感じる揺れは収まっていった。
アクセスに時間がかかったと言われもしたが、あとで形跡を調べると「本川村」のHPが4000件近いヒットがあったので、「バーチャル本川村」には、恐らくその倍8000件近いヒットがあったのではないだろうか。
わずか3日間で約250人の「村民」が増えた。昨年11月、220人でスタートしたバーチャル村は、コツコツと280人増えてきたが、なんと3日で同じくらいの人が増えたことになる。この約1年は何だったのか、みたいな、インターネットの威力だった。
この日を境にバーチャル村も少し姿を変えないといけなくなってきた。もともと仮想上の「村」ではあったが、10.8以前はネット環境にある「村民」は3分の1くらいしかいなかったからだ。加えて、主体は高知県人で、他の17都府県の村民にも支えられていたが、一気に全国に広がった。いや、世界に広がってしまった。いろいろ違う環境の中で、違う経験を吸収するチャンスが生まれたのだ。
バーチャルであっても現実とのかかわりを重視したいと思っているので、これから、バーチャル村民の提案がいくつか本川村で執行され実現することにつながればいいな、と思う。
もう一方で、本当にネット上の「村」もできないか、とも思う。それは、本川村を少し離れた、バーチャル村民の満足。実現されなくてもやってみたくなる提案が生まれたり、「村民」という絆に結ばれた互いの交流が進んだり……。言ってみれば、「人の村なのに自分の村」、そんなのあり?と思うけど、実現できるかも……とも思っている。「『旅行者』としてでなく『住人』としての心のつながりが持てたら素敵」(東京・40代)と自分も思うから。
「都会ではなく地方から情報発信していく意気込みが感じられる興味深いイベントであると感じまして、今回参加させて頂くことに致しました。私も長年メディアの世界で仕事をして参りましたが、この手の洒落たイベントに出会うのは久しぶりです。バーチャルでなく、現実の本川村にも行ってみたくなりました。何かお役に立てるなら手弁当で参加します」(熊本・40代)。こんなバーチャル村の原点に触れるメッセージをいっぱいもらって、こちらが熱くなった。
家に帰って、やっと「毎日新聞」を見た。右隣りが「山梨キャンプ場 3人目の男性遺体」の記事、左下には「牧師がセクハラ」の記事。しかも、同じ50代半ばの事件。「だから、バーチャルの記事がよく見えたのでは……」の相棒のセリフに、ちょいとガックリ。
でも、全国のいろんな立場の800人が「本川村」のことを想い考えてくれている、これってすごい!