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バーチャル村民はだれの味方!?


 2月12日に「四国新聞」に紹介が出た。で今回、香川県の「村民」が一気に20人増えた。高知の本川村というだけでなく、四国の本川村という存在価値の高まりが必要と思うので、これはありがたい。
 そののりでではないが、とうとう2月24日、NHK(高知)のニュースに出てしまった。7分半のインタビューもの。
 はしゃぎ過ぎていけない、先走りすぎてはいけない、という思いが今もある。そもそも“バーチャル村”は、村の人に作ってくれと頼まれたものではない、自主的なもの。村内には「ありがたい」という感謝の思いと「何をするんだろう」という疑いの目もあると思うのだ。

 それは、当然とも思う。本川村史を読んだ。本川村は愛媛県と高知県の山深い境にある。太閤検地の時、愛媛側から役人が来れば「ここは愛媛ではない」と言い、高知側から役人が来れば「ここは高知ではない」と言って、縛りから逃れてきた。見たわけではないが、自然から恩恵を受けることはあっても、誰彼の指図を必要としない生活をしてきた。もちろん、本川は税金が対象となる帳簿に記載されなかった。
 だが江戸に入り、日本に中央政権ができると、村の人がそれこそ自分たちの「庭」として思ってきた土地や木が藩の物のようになってしまい、自由にならなくなった。村には、そういう村外の力に流されてきた歴史があるのだ。

 「自由は土佐の山間から」という、現代風に言うとコピーがあるが、いったい「山間」とはどこを指すのだろう?
 こうした歴史を思うと、本川村のような自由をないがしろにされてきたところを、ひょっとしたら「山間」と呼ぶのではないだろうか、と思えてしまう。
 すると、土佐人は自由をどう肌に感じてきたか、少し理解できるような気がするのだが……。

(2003年3月13日)


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