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遠くにイラクを思う


 9.11で、アメリカは“人”が変わってしまったのだろうか? 

 「人を殺したくもないし、殺されたくもない」
 20日間のテレビや新聞の戦争報道の中で、この言葉が一番心に残った。

 確かに人は、恨み、憎しみ、時に怨念さえ生まれることがあるだろう。その心を持つな、とはなかなか言いにくいことも分かる。あんたはまだ本当に“憎い!”と思う場面に出あってないだけと言われるかもしれない。

 だがもし、今回の“力”の論理の行使で、「人を殺したくもないし、殺されたくもない」という世界の人々の心が攻撃を受け爆破されてしまったのだとしたら……。

 イラクにも世界中にも800人の村はあるだろう。
 どうやって小さな村が生き残っていくのか、どうやったら自然を残し町の人が訪れても心和むようにできるのかを考えている時、あまりにもギャップのある約1か月だった。

 もう一度、傷をいやし、人の心の原点のようなものを育てあっていかないといけないのかもしれない。

(2003年4月14日)


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